ものごとの境界について、よく考える。
あいつは大人か子供か。あれは善か悪か。エトセトラエトセトラ。
白黒つけたがりの僕には悩みが多い。

文章を書いては消している。
これは良い文か、悪い文か、只管二元論を囁いている。

世界に境界線はなく、動物は水が水のなかにあるように存在している。
偉い人の言葉だそうだ。
ひとは二元論に走るが、境界線のない世界を目指す。

境界を設けないことは大人だと思う。
なんでも分類したがる僕は子供だと思う。

そうやって白黒つけている限り僕は大人にはなれないけれど、
いつか灰色の世界を見られるのかな、時々そんな夢を見る。


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