「ここが 怪主人『リモクシ』の館…」
メイド見習いのエリカちゃんが 怪しい洋館の前に立っていました
一人前のメイドとして認められるため 最低最悪のご主人さまとして知られる ケイダス・リモクシにお仕えし満足させる使命をたまわったのです
エリカちゃんははじめてのご奉仕にわくわくしながらも ヘンなことでもされないかと不安でもありました
波乱と絶望に満ちた最終試験がはじまります
*洋館にはさまざまな罠やトラップが仕掛けられています
迷い戸惑うエリカちゃんをあなたの手で導いてあげてください ゲームブック的なあれです
ネタバレ回避のため番号以外は白文字にしておくので反転してお楽しみください
場合によっては下品な展開やキツい展開が待っていますが描写はガチじゃないのであんしんですね
どうしても見たくないなら一発グッドエンド目指して頑張ってネ☆
「なんかいやな気配がする…」
敷地に入る→1
1
「まずはどこにいけばいいんだろう」
玄関に行く→2
外をぶらついてみる→4
2
「うわ〜広いお屋敷 お金有り余ってるんだろうなあ 彫像とかあるし」
だだっ広い洋館は殺風景ですらあり ブキミな雰囲気を漂わせています
中央階段 右に見える物置 左は給湯室
「誰かいないのかなあ」
階段を上る→3
物置に行ってみる→5
給湯室に入る→7
3
「ご主人さまが一階にいるとかないでしょ 二階だね」
エリカは階段を上ることにしました
「待ツノダ」
「だ 誰っ」
誰かと思えばなんと石像が話しかけてきました
「申シ遅レマシタ ガーゴイルノ橋本トイイマス」
「あっ どうもご丁寧に」
「ワガ主人ノ屋敷ニナニカ用カナ」
石像は鳥のような化け物のようなヘンテコな顔でしたが 顔に似合わず紳士的な男のようです
(この人…
いい人かもしれない→14
いや 怖いでしょ ふつうに→10
4
「広い庭だなあ」
洋館の外には庭園となにかの小屋があるようです
庭園に行く→13
小屋に入る→6
5
「ごめんくださーい…」
物置には誰もいないようです
「なんで跳び箱があるんだろう 体育倉庫かよ」
広間に戻る→2
6
「これはあれですね 家畜小屋ですね 嫌な予感がする」
小屋に入ってみると どうやら牛舎のようです
しかし 牛が並んでいるはずのところにいるのは人間の女性でした
「こっ これはっ」
「おっ新入りかあ だがまだチチが未開発のようだな」
「えっちょっとなにを ウギャアアァア」
不意に後ろから現れた大男がエリカを鷲掴みにしました 見れば頭が牛の形をしています
「ギャアア なにをするんですか」
「おっぱいに注射をするんだよ そしたらおっぱいが膨らんでなんかミルクが出るようになってウッシッシみたいなあれだよ 牛だけに」
といいつつミノタウロスが普通に真顔なのが 逆に怖いと思いました
「やめてください」
「だまれ キミは今日から乳牛だ 口ごたえは許さん」
「グッグギギェエエエ 胸が気持ちわるいっ じわじわ熱い 死ぬ〜」
容赦なく注射をされてしまいました その途端おっぱいが膨らんでなんかミルクが出るようになってしまいました ウッシッシ
「アッガガガアア 乳がでるでる あかん気持ちいいわ 死にそう 死ぬってこれ 気持ちよさで」
「そう簡単に死ぬか むしろなんか余裕があるじゃねえか じゃあ今日から頑張ってくれ 乳牛くん」
「イギァガガグゲエエ アッグォオアアアッッ」
こうしてエリカは一日中乳を出すだけのあれとして幸せに暮らしました
END1 ウッシッシパラダイス
7
「ごめんくださーい…」
給湯室には誰もいないようです しょうがないので引き返すことに
「誰じゃおまえは」
「えっ ってウッギヤァァアアアアアア」
エリカが振り返ると空中に巨大な口が浮いていました
「だっ誰ですか あなたはあ」
「わしはのう 口だけ怪人じゃ ときにおまえメイドじゃな 飯を作ってくれんか わしは腹がすきやすくてな 腹ないんだけど」
「口だけだとしゃべるのも速いんですね じゃあ
焼き肉を作ってあげる→9
ミートソーススパゲッティを作ろう→16
こんなやつポップコーンでじゅうぶんだ→12
8
「階段の上まで引っ掛けられるロープみたいなのがあればいいんだけど あるとしたらどこかな」
中央瓦礫 右に見える物置 左は給湯室
物置に入る→17
給湯室に入る→11
9
「じゃあ焼き肉を作りますね 牛肉ないですか」
「肉ならもっとうまいのがあるぞい」
「えっ それって」
「おまえだ〜〜〜〜〜っ」
ベキャボキボキョゴリッガジガジベキゴキッグチョグチョ
ペッ
「うまかったわい ごちそうさん」
口だけ怪人の口からは血まみれのメイド服だけが吐き出されました
END2 ごはんがごはんがすすむくん
10
「いやちょっと怖いっす 勘弁して」
「逃ガサン」
ガーゴイルの目から発射されたレーザービームがエリカの腹を貫通していきました
死にました
END3 不法侵入ダメ絶対
11
「ごめんくださーい ってうわっ」
給湯室には巨大な口がいました
「わしは口だけ怪人 残念じゃがわしのイベントは終わっとるんじゃよ フラグが立つ前に来てくれ」
「はい」
広間に戻る→2
12
「ポップコーンを作りますね 映画を見るならフランス映画さ」
「ぽ ぽっぷこーんじゃと わしはあれが大嫌いなんじゃ いや味は好きなんだけど よく歯につまるじゃろ わしは自力で歯磨きができないからあれが嫌で嫌でしょうがないんじゃ かんべんしてくれ〜〜っ」
「あっそ じゃあ帰る」
「帰れ帰れ 食欲が失せたわい さらばだ」
広間に戻る→2
13
「すご〜いいろんな植物がある きれ〜い と思ったらいたよ やばそうなのが」
庭園の隅に怪しい植物があるようです まがまがしい色のその草は呼吸するように蔓をピクピク動かしています
「近づいたら捕まるやつだ あれ 食虫植物恐るべしのやつだ」
そう言って逃げようとするエリカでしたが 背を向けたとたん蔓がエリカめがけて襲いかかってきました
「ウッギヤァァァッァアアッッ 近づかなくても捕まるやつかあっ」
エリカは渾身の叫びをあげながら蔓の海に飲み込まれていきました
「あっあっあぐ 吸われるうう 体中から組織的なものが吸い出されていってるよお ウアガガ」
だんだん肌質がガサガサしていくのを感じながら エリカは意識を失いました
数日後 栄養袋として草の一部と化した少女の形の肉の塊がありました もうすぐ芽がでてきそうです
END4 花びらのように散りゆく中で
14
このガーゴイルは信用できるガーゴイルだな エリカはそう判断しました
「メイドの昇進試験で来ました エリカといいます サービスするわよ」
「ナルホド 了解シマシタ ゴユックリ」
「ご主人さまはどこにいらっしゃいますか」
「サア ワタシハタダノ門番デスカラ タダ下ニハ下リテキテイマセンネ」
「そうですか ありがとうございます」
「テイウカチョット待ッテ キミヨク見タラメッチャカワイイジャン 結婚シヨ」
「えっそれは…
悪くないかも→15
いや それはヤだわ ふつうに→20
15
数年後
「あなた ごはんよ〜」
エリカは橋本と姓をかえガーゴイルの夫とともに暮らしていました
二人の子宝にも恵まれ とても円満な生活です
お父さん お母さん 生んでくれてありがとう
エリカは今 しあわせです
END5 やんちゃと呼ばれた我が娘 濃いと薄いを使い分け
16
「じゃあスパゲッティにしますね ミートソース作らなきゃ」
「いや 麺だけでよろしい ソースはアテがあるのでな」
「じゃあそうします」
サッサッサッ
「できました ああできたよ今のサッサッサッでな じゃ いざ実食」
「よしじゃあソースをかけるでな じっとしておれ」
「なっなにをするんですか グッギギャァアア 苦しいっ ンアッ どこをなめてるんですか イギッ」
口だけ怪人は唇で器用にエリカの全身をホールドして服を脱がすと 肛門に下を這わせました
「アガガッ 尻穴ほじるのやめてっ グゴゴゲギギ」
「耐えても無駄じゃ だんだんほぐれてきておる ほれ出しなさい」
「ンッグァァアアッ もう無理い」
ブジュルジュジュジュブボボッ
「おう出た出た うんこソースの完成じゃ」
ばくばくばく
「まずいっ もう一杯」
ブジュルジュジュジュブボボッ
「ひっ イギァガガガ いやああああ」
「よう出るのう 味もいい キミは最高のうんこ製造機じゃ よし決めた これからはわし専用のうんこ貯蔵器として生きなさい 栄養なら好きなだけ注ぎ込んでやるからな 心配は無用じゃ 最高のうんこを出すことだけを考えるのじゃ わかったな」
口だけ怪人のマシンガントークはエリカにはもう聞こえていませんでした 終わることなく繰り返す恥と屈辱がすでにエリカを狂わせ始めようとしていたのです
END6 タダの記念日だ
17
「物置にならなにかありそうだけど ってあれはっ」
なんと跳び箱の上にブルマ姿の小さい女の子が縛られています しかもやたらマニアックな縛り方です
「たっ 助けて」
「大変だっ
急いで助けなきゃ→19
なんて怪しいロリだ すぐ殺そう→18
18
「怪しいロリめ くたばれ」
エリカは女の子に全力の腹パンをぶち込みました
「ウガハァッ」
「悪霊退散 悪霊退散」
「ウブゴッ」
女の子が吐血すると同時に尻尾と角が生えてきました どうやら悪魔だったようです
「あっお前さてはサキュバスだったんだな やっぱりただのロリじゃなかったか 死ね死ね」
「ウグッわかったわかった この館からは出て行くよお だから許して っていうかなんでバレたんだ 気狂いかお前 普通助けるだろ」
「物置にしては跳び箱とかブルマとかお膳立てが完璧すぎると思ったのよ エロしか頭にないサキュバスなら納得です」
「チッ そんなことでバレるとは 人間もあまりバカにできたものではないな ここは負けておいてやる さらばだ」
女の子は体操服を残して消滅しました この世界から追放された的なやつです 全裸はかわいそうなのでエリカは体操服をお焚き上げしてあげました
そうこうするうちにフックつきロープを発見しました
「これでようやく二階に行けそうです」
階段に向かう→21
19
「大変だっ 助けなきゃ」
エリカが縄に手をかけると 女の子の目が妖しく光りました
「ひっかかったなっ」
「えっ ウギャアアアアッ」
その光があたりを包み込んだ瞬間 エリカの体の自由が奪われる感覚がありました
「なにこれえっ」
気がつくと縛られているのはエリカの方でした しかも足元の跳び箱が三角木馬に変わっていました
「順逆自在の術だ さあ私好みの奴隷になってもらうわよ」
「そっその姿は サキュバス」
「その通りっ」
女の子の体は相変わらず貧相でしたが 角と尻尾が生えてバンデージを着ているその姿は確かにサキュバスっぽいものがありました
そして女の子が着ていた体操服はエリカ自身が着ていることに気づきました
「じゃあ調教開始ね 体中にありとあらゆる痛みを加えて遊んであげる」
「アガゥッ ンギォッ ホグゥゴッ ウワガァッ もうだめっ ンギヒヒーッ」
「どんなエッチな体に造りかえられるのか 楽しみね」
サキュバスの言葉に偽りはなく 数日間痛めつけぬかれたエリカの体は徐々にその痛みに順応しようとしていました
「ウッグホホッミギギギ だめっ 痛いのにっ こんなの気持ちいいわけないのにっ」
「だめよ嘘ついちゃ もっと正直になりなさい そうしたらもっと気持ちよくなれるんだから」
「ムグゥッ セィヒギギ ゲゲゲゲゴガッ ググゥウウウ」
今日もエリカの苦悶と快楽の叫びが物置にこだまするのでした
END7 お姉さまとお呼びっ
20
「それはイヤだわ ふつうに」
「ガーンッ 失恋シチャッタ クヤシイッッアアアアーーッ」
ガーゴイルは悔しさのあまり自爆しました 砕け散る階段 飛び散る石片
「そんな これじゃ二階に行けない… なにか方法がないかな 玄関に戻ってみよう」
玄関へ→8
21
「よし ここでフックつきロープを使えば」
階段の下からロープを投げあげると フックが上の方に引っかかりました
「よかったっ これで二階に行ける」
それからいろいろなんかガンバってとにかくエリカは二階にたどり着きました
よかったねエリカちゃん→22
どうやって脚踏ん張ったの あとフックも絶対外れて落ちると思うんだけど 整合性とれてなくね→1
22
「二階に来れたはいいんだけど どの部屋にご主人さまがいるのかな」
二階には扉が四つありました そのうちひとつは鉄格子の向こうなので行けなさそうです
「どの扉に入ろう」
左の扉へ→42
右の扉へ→35
中央の扉へ→26
鉄格子を見る→30
23
「うわあ すごく座り心地がいい 椅子のほうが私の体に合わせてくる これがお金持ちの椅子なのね」
予想外の具合のよさに驚き エリカはしばらく執務室の椅子のふかふか感を味わっていました
「こんな椅子だったら ずっと座っていたいかも」
しかし急に変化が訪れました 椅子が動き出し エリカの体のいろんな部分を揉み始めたのです
「えっ もしかしてまた罠っ」
怖くなったエリカは立ち上がって後ずさりました しかし椅子から触手が生えてきたりはせず 椅子は軋むような音をキュルと立てるだけでした それがなんだか名残惜しそうな声に聞こえて エリカは踏みとどまりました
「この椅子 私のことが好きなのかな」
恐る恐るもう一度座ってみるエリカ 椅子は喜び勇んでまた動き始めます しかしその動きは注意深く見てみれば エリカにいやらしい行為をはたらくものではなく 主人をいたわるような手つきに感じられました
「そっか ごめんね 私のためだったんだね ありがとう」
上質な座り心地と丁寧なマッサージは いつしかエリカの心をももみほぐしてしまいました
「んー うう ああ 気持ちいい もっとやって」
エリカはその気持ちよさの中 安心して眠りに入ってしまいました
次の日も そのまた次の日も
エリカが椅子から立ち上がることは二度とありませんでした いつしか全身の筋肉が萎縮し 言葉も忘れ ただ椅子のぬくもりの中で気持ちよさそうに悶えるだけの存在になってしまったのです
END8 ダメ人間製造機
24
「ンベロベロベベベッ ニーハイいいわー ちょっと蒸れてるのがまたいいわあ ベロベロ」
リモクシは鼻息を荒くしてニーハイと戯れています 舐めたり匂いを嗅いだり 局部に押しつけたりを繰り返しました
「はい 返すね」
「いらねえよ」
戻る→38
25
「腋を舐めてもいいんだな じゃあ腋を出してくれ」
「は はい」
これも一人前になるため エリカは仕方なく腋を露出します
「ンン〜 ナァ〜イスフレイバァ〜〜ッ」
ここまでにかいた汗の匂いが さらにリモクシを興奮させているようです
「じゃあ舐めるよ」
舌が這う感覚はナメクジのようで気持ち悪くもあり くすぐったくもあり エリカはなるべく動かないように努めましたが やはり態度に出てしまったらしく リクモシの笑みがさらに意地悪く 醜悪に変わりました
「いつになったらやめてくれるんですか」
「やめないよ」
「は」
「やめるなんて一言も言ってないだろう 一生やめないよ キミは一生俺に腋を舐めさせ続ける 腋だけをな キミの感覚も 存在価値も すべて腋だけにする 腋のことしか考えられないように 感じられないようにする」
「そんなわけが」
「ないといえるか 少しずつ気持ちよくなってこないか だんだん腋にばかり集中するようになってきてるだろう 耐えようとしても無駄だ その意識がさらにキミを腋の奴隷に変えていく 腋のために生きるんだ 腋になれ キミは腋だ」
「ンギゥゥウウグウウ そんなわけが アッギャグゴオオウウ ンフグウウグギギ」
数ヶ月後 リモクシに腋を吸われて声にならない声を上げるエリカの姿があった
「すっかり毛も伸びて立派になったな 匂いも最高だ 俺だけの腋だ 幸せもんだなあ俺は こんな腋を独占できるんだからなあ」
「〜〜〜〜〜〜ッ」
「一生舐め続けてやるぞ 愛し続けてやる ブヒャハハハフヘヘ」
END9 全国の同姓の人に迷惑をかけまくる作者の巻
26
「ごめんくださーい」
主人なんだから中央の部屋にいると考えるのが自然だよね ということで中央の扉を開けたエリカでしたが 部屋がやけに暗いことに気づきました
そして 部屋の奥の方に得体のしれない気配があることにも…
「こ これはやばそう ん で 出れないっ」
エリカは引き返そうとドアに手をかけました しかしドアの内側にはノブがありません
「は はめられたっ」
そう思ったときにはもう謎の物体がエリカに襲いかかってきていました
「ん ぐうっ 苦しい 息ができない」
それは巨大なスライムでした スライムはエリカにまとわりつくと彼女の全身に自分の体をこすり 塗りつけ 包み込もうとしました
「このままじゃ 死んでしまう なんとか顔だけでも出さなきゃ」
しかしエリカがもがいてももがいても 暖簾に腕押し スライムは離れてはくれません
「モガググ ウグボゴッ エゲガゴグゥ」
じきに酸素が行き届かなくなり エリカは気を失いました
次にエリカが目を覚ましたとき 彼女の体は約半分が失われていました スライムに溶かされ吸収されていたのです
殺さないように 腐らないように じっくりと慎重に捕食しているようです もうほとんど自我もないとろけた頭で エリカはスライムとひとつになっていく感覚を味わうだけになっていました
END10 あなたと合体したい
27
「ごめんくださーい」
エリカは中央の部屋に入ると不気味な物体が暗闇の奥でうごめいているのに気づきました 今にもこちらに襲いかかってきそうです
「スライムか あれかな 火に弱い化け物というのは」
エリカがチャッカマンを点けてその火をスライムに向けて近づけていくと スライムの様子がみるみる変わっていきます 伸ばしてこようとしていた体はすっかり縮こまり 部屋の隅で震えだしました
「怯えているのかな なんだかかわいそうになってきたけど」
このまま始末してやる→32
一度説得してみよう→31
28
「ただじゃ開かないってわかってるのになんでこの選択肢選んだんですか」
ある以上は選ぶんじゃないの そりゃ
「ぶっちゃけただの番号稼ぎなので伏線とかはないよ じゃ ガンバってクリアしてね」
戻る→44
29
「嫌なのかよ じゃあ何かしてくれ キスしようぜ あとは腋舐めさせるとか」
「チッ
しょうがない キスしてあげましょう→36
腋くらいなら舐めさせてもいいか→25
イヤです→41
30
「鉄格子には鍵がかかっていて進めないみたいだよ 最後の鍵があればよかったんだけど」
戻る→22
31
「やめた」
エリカは火をスライムから遠ざけました
「怯えてるやつを殺すのはいやだ 帰るね」
それでも火は消さず 背中は向けず じりじりと距離を取っていきます
「ん どうしたの」
不意にスライムの様子が変わっているのに気づきました 襲いかかる素振りも見せず 怯えたふうでもなく エリカに向かって体をにゅっと差し出しています 握手がしたいのか 連れて行ってほしいのか いずれにせよ 害意を感じなくなりました
「なんのつもり ってあ これかあ どうしよう 閉じ込められてる」
スライムのその手のようなものが エリカの背後を指さしているのだとわかりました エリカの後ろの扉にはノブがなく 内側から出られないようになっているのでした
エリカが困っているとスライムが自分の方に手を向けました 任せろ と言っているように見えます
「どけばいいの いいけど」
エリカが場所をあけると スライムは扉に飛びかかるようにジャンプをしました その突撃で扉が弾け飛びました
「す すげええー そうだ このパワーがあれば 鉄格子も一撃だね」
鉄格子へ→33
32
「騙されないぞ このまま始末してやる」
そう言ってスライムに火をつけようと手を伸ばした瞬間 チャッカマンの火が消えてしまいました
「えっ うそ 燃料がきれた」
「シャ〜〜〜ッ」
「ウギギャアアアァァーーッ」
一転攻勢 さっきまでの鬱憤を晴らすようにスライムが怒り猛って襲いかかってきました
「くそっ もうどうにでもなれえ」
まるでお手玉のように投げられ 叩きつけられ 体が引き裂かれていく 染みるような痛みと痺れとともに自分が壊れていく その感覚を 死が近づくのを エリカはじっくりと感じていた
END11 てめーは俺を怒らせた
33
スライムが突撃すると 鉄格子は情けない音を立てて崩れ飛びました
「ありがとう同士 これからは自由に暮らしなさいね じゃあな」
エリカが手を振ると スライムも同じように体を動かして 窓から飛び出して去っていきました
「よおし いくぞー」
最後の扉へ→38
34
「うーん なにかないかなあ」
鉄格子を開ける鍵かなにかがないかと エリカは執務室を探しまわっていました
「ご主人さまはいったいどこに ってうわっっっ」
突然 重力がなくなったような感覚に襲われました 床が抜けたのだとわかったころには エリカの下半身は穴に飲み込まれてしまいました
「グワッコ 抜けない」
しかも体がしっかり穴にフィットしてしまって外れそうもなく 足をばたつかせても地面にはつきません
「ンッ 誰かが 足を触ってるっ」
エリカの下半身に気づいた何者かがいたようです その手は足を触り 尻を触り 股間にまで伸びてきました
「な なにをっ やめてっ」
ひとしきり触ったかと思えば 無理矢理脚を開かせて固定させました
「ちくしょう 何をされるかわからないばかりか 地に足がつかない感覚がこんなに怖いなんて 一体何をギャビバババババッ」
手はエリカの下半身の様々な場所に電極を取り付けて電流を流し始めました その熱さと痛みは今まで経験したことのないものでした
「アガガガガガッグウウガガガガガガ やっやめてえ お願いだからアブブブババババ」
断続的に与えられる強烈な刺激に エリカの脳ミソはどうにかなってしまいそうでした いや 実際どうになかってしまったのかもしれません
永遠に繰り返される刺激の中 自分がこの穴から二度と抜け出すことなく一生を終えるのだと かすかな思考でエリカは悟るのでした
END12 エレキマンステージ
35
「ごめんくださーい」
右の部屋に入りました どうやら執務室のようですが人の姿は見当たりません
「誰も居ないのかな… ちょっと部屋を調べてみようかな」
偉そうな椅子に座ってみる→23
とにかく歩きまわってみる→34
机においてある日記を盗み読む→43
部屋を出る→22
36
「キスしてくれんのか よ〜しやろうぜ ベンベロベ〜」
エリカは内心ゲロを吐きながら男に顔を近づけました
「ンブ〜〜〜ッ」
「ゲェ… 気持ちわりい このきたねえ唾液 舌触り 何もかもが… え あれ 気持ちいい なんでっ」
「俺の体液には女を狂わせる媚薬が大量に混入されている的なやつだ グヘハハハハ」
「ゲラゲゴグブゥ ンィギィイ なんでキスだけでこんなにっ おかしくなりそうだ ヒァアガァ」
すでにエリカの顔から理性は消えていました リモクシと同じ 荒い鼻息と 歪んだ色欲だけが残り 貫く快感が体を震わせました
「ゲラギッヒきもひいぃいいいイイイギギググゥ もうらめぇええヘヘゲヘエ」
「はっはっは お気に召したようだね 生まれ変わった気分はどうだね」
「ヘハッギャアアア あふっ ひふっ はふへへへはははぁ〜〜〜」
リモクシの言葉ももう届きません エリカの人間としての生涯はここで終わり これからは情欲の化け物として生きていくことになるでしょう
END13 A.W.P
37
死にました
END14 触手には勝てなかったよ
38
「よく来たな 俺がリモクシだ」
言うと男は乾いた笑い声をあげました
「エリカです よろしくお願いします」
「さっそくだがパンツをくれないか 貪るから ニーハイでもいいぞ」
「は
じゃあパンツあげます→39
ニーハイあげます→24
やらねえよクソが→29
39
「ウッグウフフ パンツうめえーパンツ このダシがたまらねえ… うッ」
リモクシは死にました パンツを喉につまらせたのです
「やった 気狂いが死んだぞ」
しかし 死体の様子がおかしいことに気づきます 見ればなんと背中から無数の触手が生えまくっているではありませんか しかもめっちゃエノキダケに似ている触手です
この屋敷で目にしたどんな化け物よりも禍々しく恐ろしい感じを放っていました これはやばいですよ
「どうしよう…」
一目散に逃げろ→40
敢然と立ち向かう→37
40
「勝てるわけねえだろ 逃げるので精一杯だ 幸い自意識はないようだし」
エリカは洋館を脱出しようと駆け回ります 階段だった瓦礫を一気に飛び降り そのままの勢いで外へ 外へ
入口の扉を抜け 正面の門を抜け 転げ出した直後に 洋館は崩れ落ちていきました
リクモシはその居城とともに そのおぞましい生命を散らしたのです
→45
41
「じゃあ用はないわ 死ねよ」
死にました
END15 さらば誇り高き戦士
42
死にました
END16 特に理由のない死亡
43
「マジメなことしか書いてないじゃん つまんねえ〜」
日記はリモクシのものでした リモクシは変態らしいので日記もとんでもない内容だろうと期待したエリカでしたが 予想に反して内容は研究のことばかりでした
「なになに とんでもない怪物を作ってしまった 最高だ 火に弱いのが玉に瑕だが しかしその弱点があるお陰で俺があいつを支配できるんだからよしとする そうでなければあいつに敵うやつなどいるまい ですって 怖いなあ チャッカマンがあるみたいだから持っておこう」
エリカは机の上においてあった着火器を手に取りました
「じゃあそろそろ別のところに行こうかな」
部屋を出る→44
44
「右の部屋はもういいや 次はどこに入ろう」
左の扉へ→42
中央の扉へ→27
鉄格子を見る→28
45
「よくやったわね エリカ 合格よ」
振り返るとそこには師匠が立っていました ようやくエリカは一人前のメイドとして認められたのです
「まさか本当にやり遂げるとはね あなたにメイドマスターの称号を授けるわ おめでとう」
「や もういいっす もうメイドとかやりたないし 帰るし 実家の漬物屋でも継ぐし じゃあね」
「それもまたよし」
師匠に背を向けるとエリカは歩き出しました なんで私はこんなことに そうつぶやきながら 夕闇の中に消えていったのです
END17 グッド・ラック・アンド・グッド・バイ
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