原稿書いてたんだけど、止むに止まれぬ事情でその原稿にアクセスできなくなってしまったんだ。
ということで、まあ適当に締め切り日にでっちあげることにしました。
メイドと言われると、多くの人が想像するのがアキバにあるようなメイドカフェのメイドさんだと思う。
あのふりふりがついてて絶対領域も完備!上目遣いでご主人様ぁと甘い声で呼びかけてくれるような(行ったことないから想像なんだけど)。
それはそれで結構なんだが、あまりにも詰め込みすぎに感じてしまうのは俺だけだろうか。
家事をする女の子は可愛い。それだけでいいじゃないか。これ以上何を求める。
俺がメイドと言われてまっさきに思い浮かべるのはヴィクトリアンメイドである。森薫の『エマ』『シャーリー』の世界である。あるいは膝下も膝下、靴下もほとんど隠れようかというほどの長いワンピースに、純白のエプロン。もちろん袖は手首まである。最後に髪留め。
シンプルで上品。衣服の必要にして十分な条件を満たしている。
現代日本を跋扈するフレンチメイド(こんなんフレンチでもねーよということで海外ではジャパニーズメイドと呼ばれることも多いらしいが)とは同じメイドとはいえ、天と地ほどの差があるといえる。
また、ジャパニーズメイドはゴスロリの影響が見て取れる。ゴスロリの源流の一つにはロココ様式がある。これは貴族のものであり、メイドのような働く人々の服装ではなかろう。その点でジャパニーズメイド・フレンチメイドはメイドとしての本分を見失っている。
私にはゴシック趣味があるが、あの幻想性に惹かれるのであり、やはりメイドという「現実」のものにはそぐわないように思われる。ちなみにロリータ趣味はない。
ということで、『エマ』おすすめです。
近代好きにはたまりません。
書くの飽きたのでさようなら。ごきげんよう。
トップに戻る