2025年米軍中東から全軍撤退
2030年アラブイスラエル紛争
石油1バレル200$
2031年アメリカ財政難により東アジア駐留軍撤退
2032年金正日死去金正恩就任
2033年北朝鮮市場経済導入
2035年北朝鮮油田発掘
2042年北朝鮮GDP世界五位ECM爆弾開発成功
2043年南北統一
朝鮮連合となる
2044朝鮮連合軍拡政策
2046年1月 EMP爆弾5発発射
上海、北京、南京、香港、重慶都市機能壊滅
朝鮮連合中国侵攻開始
2月チベット台湾独立宣言
朝鮮連合チベット台湾同盟
連朝鮮連合に制裁決議
多国籍軍派遣
3月朝鮮連合国連脱退
4月中国降伏多国籍軍撤退
7月EMP爆弾ワシントン、ニューヨーク、ハワイ、ニューデリーに着弾
インドアメリカ侵攻開始
8月朝露同盟
EUアジアアフリカアメリカオセアニア同盟
10月東南アジア侵攻開始
11月東南アジア全域降伏
12月アフガニスタン侵攻開始
2047年西アメリカ降伏
我輩はかつて故郷を失った。
あれは太陽の照りつける暑い夏だった。
我輩は嘉手納で戦闘機部隊に所属していた。
そしていつも通り訓練をした。
そう、いつも通りに。
この頃世界情勢は不安定だ。しかしそれでも比較的平和に安穏と暮らしてた。
これから我輩達はどこへ向かいどうなってしまうのか。
そんなことをただぼんやり考えながら着陸の許可を頼んだ。
IceCap“IceCap 1 ,now pich”
control“IceCap 1 ,Report Base,F-15 in approach to Runway 19R on your left”
IceCap“IceCap 1 ,Roger”
IceCap“IceCap 1 ,Base”
control“IceCap 1 ,Cleared to land Runway 18L,wind 190 at 8”
着陸に成功し格納庫まで誘導を受け到着した。
我輩は外で一人空を眺めながら弁当を食っていた。
何故空を眺めながらかだと?理由は至極簡単昔から大空への憧れはいまだに消えてないからだよ。
だから今でも空に関わる仕事をしている。
そして飯も食い終わって昼休みをただぼんやりと貪っていたところ、指令部から連絡がきた。
本土の原子力発電所全基停止し全国的に停電状態だと。
しかし本土の電気は夜になっても復旧しなかった。
次の日朝鮮連合からの宣戦布告と共に電力のない東京、大阪、福岡同時侵攻が始まった。
昨今の経済事情で我輩の国も防衛費を削減しなければならなくなり、自衛隊基地内の予備電源などに金が回らないのが現状だった。
ほどなく我輩の国は降伏した。
約二週間の出来事だった。
このまま何もしないでいるのは男の恥であるなにかしらの報いは受けてもらおう。
と、我輩の所属する部隊に激励した。
その復讐の第一歩はすぐにきた。
あの日からスクランブル待機の人員を増やして警戒していた。
本日は我輩の当番だった。
ジリリリリリリ!!!!
指揮官が電話をとった。
総員立ち上がり次の指示をまった。
総員出動!
号令とともにハンガーに猛ダッシュした。
control“IceCap 1 Cleared for take off”
管制塔の合図で合計15機離陸していった。
指令部“こちら指令部、感明いかが?”
IceCap“良好”
指令部“全機磁針路355、高度350に敵機影5機確認”
エンジンフルスロットルで急行した。
するとそこには護衛の戦闘機無しで爆撃機が5機いた。
奴さんどこまでも舐めてるらしい。
すぐさま二機編隊に変え迎撃にあたった。
護衛のいない爆撃機ほど楽な仕事は無かった。
20分ほどの戦闘で全機撃墜した。
全員帰投した後会議室に集められた。
只今より会議を始める。
今前で話してる男は嘉手納基地の総司令部の主任空野友人である
皆さんも知っての通り我が国は朝鮮連合に占領されてしまった。
そこで君達にミッションを与える。
まずは新田原基地の奪還をしてほしい。
本ミッションではアメリカから借りた空母でいけるところまで接近し到着次第発艦。
飛行場に待機してある機体、ハンガー、の破壊をし近くにある指令部を爆撃してきてくれ。
日時は一週間後それまでに空母の発艦着艦の訓練をうけて万全の体勢をとってきてくれ。
今現在朝鮮連合は首都の方に軍勢が片寄っている九州解放は今のうちだ。
一週間でものにできたものは我輩含め7人だった。
そして作戦当日早朝
F/A-18に乗り込み後は発艦サインがでるまで待機していた。
朝4時7機は発艦し空中給油を済まし戦地へ赴いた。
IceCap隊2時方向に機影三つ確認
我輩達は長距離対空ミサイルを打ち込んだ。
主力部隊でないためいともたやすく撃墜された。
我輩達は先をいそぐ。
新田原に近づいてきたぞ作戦通り1,2,3番機は上空の迎撃機の破壊、4,5番機は地上に待機している機体及びハンガーの破壊6,7番機は敵指令部の破壊
以上全機行動開始。
空港上空
まだ一機も見えぬな。
すると無線から
IceCap1 機影発見
よし、行くぞIceCap2,3
IceCap2了解
IceCap3了解
敵の機体はF-4E二機、F-5A三機だった。
隊長やはり主力は今留守のようですね。
だな
敵編隊に二発各自発射した。
三機撃墜
残り二機は負傷
さらに追い回し、うまいこと後ろにたどりつけ機銃掃射をし一機撃墜
残る一機はIceCap2が撃墜した。
増援の有無を確認し下の四番機五番機に状況を聞いた。
こちら四番機ハンガー三個、輸送機4機、爆撃機5機、地上待機の戦闘機4機破壊確認。
よろしいでは引き続き作戦を遂行してくれ。
六番機七番機現在状況をしらせよ。
こちら六番機目標撃破
ついでに戦車装甲車20両破壊以上
全機一時空母に帰投するぞ。
了解
こうして南九州の制空権を獲得。
次の日嘉手納戦闘機部隊の一部と揚陸部隊が新田原基地制圧。
会議室にて
諸君この間は良くやってくれた。
勝利の余韻に浸りたいだろうが次のミッション計画だ。
空港は手に入ったが燃料を確保せねばならない。
そこで喜入のコンビナートを奪還しようと思う。
本作戦では君達は戦闘ヘリの護衛にあたってくれ。
コンビナート周辺には機甲部隊が展開していり。
これらを壊滅させれば第一空挺隊を送りコンビナートを制圧させる。
以上
そして次の日
我輩達は再びF-15に乗り換え出撃した。
コンビナート周辺にはみた限り戦車10両装甲車10両ほど滞在しておりそれぞれタンクを盾にするように構えていた。
隊長どうします?
このままではヘリが危ないですよ。
よろしいではこうしよう。
我輩が戦車1両をタンクごと破壊する。
何をおっしゃるのですか隊長!冗談を言ってる場合じゃありません。
冗談なんかで言ってるはずがないだろうが!我輩が一つ破壊すれば敵はビビる。
その間にヘリに攻撃させる。一つ壊れるくらい問題ない。
そういい我輩はサイドワインダーを叩き込んだ。
バンッ!
戦車がタンクもろともぶっ飛んだ。
案の定パニックに陥っている。
コブラ部隊攻撃開始!
山際に待機していたアパッチ10機が猛攻撃
地獄の黙示録を彷彿とさせる光景だった。
我輩達も対地ミサイルで戦車を破壊しつくした。
機甲部隊の壊滅を知らせ第一空挺隊が到着した。
なんとかコンビナートを制圧できた。
コンビナートの損傷は10%程度だった。
一応ミッション成功である。
しかし基地に帰還した後空野友人からこっぴどくしかられた。
もちろん2ヶ月減給されました。
まあそんなことでいちいちしょげている暇はなかった。
すぐに次のミッションがやってくる。
さあ諸君お疲れのところすまないが次のミッションだ。
次は川内原発の奪還だ。諸君も知っての通り原発周辺では今まで通り暴れ回ることができない。
そこで諸君ら飛行隊には半径10km以内に敵航空機を近づけないようにしてほしい。
30分以内に鹿児島県、沖縄県に残っていた特殊部隊員がかけつけてくれる。
新田原基地が我々の手にあるうえ、制空権も確保しているそんなにこないだろうが注意してくれ。
それから特殊潜入員の蛇という男からの報告だと原発内には四つのゲートがあるそれぞれ破壊すれば味方も容易く突撃できるだろう。
では健闘を祈る
日付が変わった夜一時ミッション開始だった。
今回は一個飛行隊、戦闘ヘリ5機、装甲車5両、人員20名の計画だ。
我輩達飛行隊は先に行きゲートを空爆した。
やはり新田原基地を保持していても築城基地から敵軍の応援はくるものだ。
実に厄介である、原発を中心に放射状にミサイルを撃ち込まなければならず、突破されてしまえば多分敵さんは飛行機諸とも原発に突っ込むだろう。
失敗は許されなかった。
20分後指令から連絡がきた。
どうやら制圧が完了したようだ。
我輩達も上空の飛行機を全て叩き落として帰ってこいとのこと。
しかしなかなか帰してはくれないようだ。
増援がきた。
約20機
“隊長!ミサイルも燃料もたりません!”
“畜生!ここで終わりなのか!”
“諸君、我輩からの命令だ。総員帰投せよ。繰り返す総員帰投せよ。”
“隊長!このままではまた占領されます。”
“構わん行け。私が出来る限り叩き落として帰ってくる。”
“隊長!死亡フラグですよそれ。”
“ええい黙って命令を聞け!
我輩は多分主人公補正で助かるはずだ。”
“はぁ、ついに隊長の気が狂いだしたか。仕方ない全員ついてこい。”
そのときだった。
“IceCap 1聞こえるか?”
“誰だ?”
“僕だよ”
“オタコン?”
“何言ってるんだ?orange 1だよ”
“そうかお前か。で用件はなんだ。こっちは燃料も弾薬も足りなくて死にかけてるのだぞ。”
“相変わらず僕には冷たいやつだなあ。
まあ、いい。
そんなことより死にかけてる君にいいニュースがある。”
“なんだ?楽に死ねる方法か?”
“物騒だなあ
明日から僕をメシアと呼ぶなら教えてあげるよ”
“何でもいい、さっさとしろ。こっちは敵機が5…5機?
どういうことだ減っていやがる。まさかいいニュースてのはこのことか?”
“大正解。
君の部下は実に優秀だ。
補給を済ませた足ですぐに築城基地を制圧しにかかった。
それで今君を救援に来たわけだ。
ここは僕の部隊で沈静化させる君はすぐに帰りたまえ。”
“かたじけないorange1…いやメシアといえばよいのかな?”
こうして命からがら逃げ延びてこれた。
築城基地が奪還できたのなら九州全土解放までもうすぐだな。
さすがに今日は次回のミッション計画の会議はなかった。
日付が変わって朝六時
今日はミッションはないので通常任務だった。
一応今のところ沖縄、鹿児島、宮崎、大分が解放されてるわけだ。
任務が終わり会議室にて
空野が話を始めた。
諸君、次回のミッションについてだ。
そろそろ敵軍が九州に戻りつつある。
そこで長崎の港、工場を奪還してくれ。
同時にorange部隊には福岡の工場地帯の制圧をまかせた。
では具体的な計画だが
有明海の入り口周辺に駆逐艦とゲートがある。
沖縄にいたイージス艦の部隊が有明海に入れない状態であるのでまずこれらを壊してくれ。
次に港に停泊中の艦船を全て沈めてきてくれ。
弾薬が尽きた場合には有明海付近にいる空母に着艦してくれ。
そして最後に工場地帯だ。
これは先に敵車両を全て破壊しそのご空挺隊が制圧するという算段だ。
以上、質問は?
はい、隊長どうぞ
まずは熊本にある健軍基地を制圧すべきではないのか?
そのことであるが敵軍の警備が厳重すぎる。
そのためまずは工場を手に入れ万全の状態でのぞみたいのだ。
これでいかがかな?
了解した
では解散
日がくれ次の朝五時
空母を利用するためF/A-18に乗り換えた。
そして今日までの間に一応全員空母発着艦ができるようになった。
15機が飛び立つ。
そして有明海に近づいた。
“総員攻撃体勢に入れ”
“了解!”
成る程空野の言うとおり迂闊に船が近づいたら死ぬなこれは。
まず手始めに駆逐艦を撃沈させた。
楽勝だと思ったその時
“隊長敵空母を発見次々に飛行機があがってきます。”
“まず空母を沈めろ!八番機から十五番機は空母に向かえ!”
“七番機までは我輩について戦闘機を落とす。”
“了解!”
まだ五機程度しか上がっていないのが幸いだった。
空母のほうはかなり厄介だった。
わらわらと駆逐艦が集まってきた。
“これじゃ有明海解放は無理じゃないのか?”
“諦めるなまだいける!”
対空放火が容赦なく襲いかかる
“caution caution”
“ちっ、ロックオンされた
一時上空に離脱する”
“了解”
しかし一向に埒があかない。
イージス艦はまだこないのか。
畜生!
そう考えながらもとりあえずもてるミサイルを注ぎこんだ。
最近の空母は迎撃機能が豊富すぎて手に負えない。
全くもって困ったものだ。
この調子だと工場なんて無理だろうな。
弱気になっては駄目なのは百も承知している、だがしかしこの状況を打破できる術はほとんどない。
ガッ…ガッガッ
無線か?誰だ?
“あーあー聞こえますか?
こちら長崎義勇兵のものである。
おいっ、周波数これでいいんだよな?
えーっ
工場は我々が制圧した。
そして地対艦ミサイルがおいてあったので今から発射する。
付近の航空機に注意を呼び掛けてくれ。”
“どこのだれかわからんがとりあえずありがとう”
完了までミサイルを撃ち込んだ。
空母は大分傾きだした。
“IceCap隊攻撃準備完了”
“了解総員退避”
対岸からミサイルが止めどなくやってきた。
20分後全て轟沈
停泊中の艦船は乗り込んできたイージス艦が全て沈めた。
ただでさえ海水の入れ替わりの少ない有明海には重油でいっぱいになった。
“隊長、どうしますこの重油”
“そうだなぁ、無事日本が解放された時に奴らにやってもらうか。”
そのまま空母に着艦し一日が終わった。
一方福岡のほうでは、orange部隊が難なく解放した。
九州解放まで後少しだ。
残るは熊本だけだ。
---空野---
さて、我々は今現在陸海空の戦力がそろいつつある。
人員の確保もできた。
いよいよ熊本を取り返しに行く。
まずは交通を遮断するために、機甲部隊は福岡、鹿児島に別れ3号線と九州自動車道を封鎖しながら進行する。
そして当日は列車の電源を遮断しておくが線路付近にも待機しておいてほしい。
揚陸隊は熊本港から上陸し、市内に向かって県庁、市庁を解放してきてくれ。
蛇によると警備用に大型のロボット兵器が配備されているらしい。
爆撃機隊、戦闘ヘリ隊はそれらを先に破壊してほしい。
さらに飛行隊には熊本空港を制圧するために空挺隊の警備にあたってくれ。
そして本題の健軍基地だ。
どうやら基地警護のためにレーザー装置をつけている。
こちらは別電源のようであるためシャットアウトできない。
飛行隊が先に破壊すれば地上部隊が助かるだろう。
時速1200km以上だとレーザーにやられる心配はないらしい。
数は周辺に八個、中央に二個ある。
敵機甲部隊がいるためそれらの無力化をしてもらいたい。
蛇の情報だと地下に核発射装置が製造中らしい。
それを破壊してきてくれ。
以上解散
作戦当日
戦車隊が交通の要所を押さえたと連絡が入った。
爆撃機20機、戦闘機30機、戦闘ヘリ20機、輸送ヘリ15機が福岡国際空港築城基地新田原基地から離陸した。
味方戦車、戦闘ヘリ、爆撃機により揚陸部隊は容易く政治の要所を解放した。
余力を残した戦闘ヘリは空港まで赴き援護した。
どうやらそんなにこの空港は使われていなかったようでほどなく解放。
健軍基地の方は面倒極まりなかった。
まずはレーザー装置の発見が難しかった。
地上部隊の連中もレーザーがなくなるまでは下手に動けず様子見が続いた。
暫くした後無線に連絡が入った
“あー、あー、こちら長崎義勇兵です只今発電装置を確認し破壊した、多分レーザーも消えただろう。”
“ありがとう”
知らせとともに全軍突撃した。
30分後核発射装置の位置に発信器をつけてきた。
そこに目掛けて爆撃をした。
こうして九州全土が解放され、指令部、向上陸海空の機能が戻った。
全てを復旧した後次は四国中国地方の解放に向けた。
まず広島山口を解放した。
その後はすぐに勝ち進めた。
次に大阪を奪還し近畿地方も解放した。
中部地方の方は少してこずったらしい。
愛知あたりの警護が厳しくなかなか進めなかったが、長崎義勇兵が各地で集めてきた勢力が不意討ちを行い一気に攻め上れたらしい。
記述が少ないが仕方ない。我輩は仕事が続いたので1ヶ月ほど休みをいただいたので詳しいことがわからないのだ。
さて休みが終わったころ、次はいよいよ首都解放に向けて準備が始まった。
北海道の方は長崎義勇兵が解放したらしい。
今回の作戦はというと
飛行隊が東京上空の制空権を獲得する間、地上部隊は残党の始末をし、制空権を確保したあとはA-10を主力とした地上攻撃部隊を送り込み敵戦車隊、大型ロボット兵器の破壊をしその後ろから地上部隊がついて行き一気に日本総督府となった国会議事堂に攻めるという算段だった。
さすがに議事堂を爆撃できないので地上部隊に頑張ってもらった。
作戦当日
我輩達は小松基地から残りは百里基地から戦闘機60機離陸した。
東京上空
F-15Kがお出迎えに来た。
蛇によると、今回の敵飛行隊はエース揃いとのこと。
確かにそのようだ。
難易度が一気にエクストリームになった。
相手はかなりの変態機動をする。
中の人は大丈夫なのか?
一瞬頭をよぎったがそんな悠長なことはいってられない。
何しろ我輩達の故郷である日本が独立寸前であるからだ。
わずか20機相手にもうすでに5機落とされた。
あの機動についていけないことには勝ち目は無い。
しかしやることはただひとつ
敵のケツを追い回してミサイル、機関砲をぶち込むだけだ。
そしてこちらにも意地はある。
まずは一機に対して三機使って追い回してみた。
ロックオンした矢先からミサイルを打ち込み一機撃墜完了。
この方法はかなり有効であったが隊長機と他二機が残った。
こちらは一部被弾し帰投したものがおり残りは5機であった。
ほぼ一機討ち状態だった。
我輩は相手隊長機と一機討ちを挑んだ。
他二機は我輩の部隊四機から落とされた。
やはりやつは凄かった。
なかなかロックオンさしてくれなかった。
自分が後ろに着いては着かれの繰り返しだった。
お互い燃料がギリギリになったとき我輩は後ろに着かれた。
そこで一か八か思いきってエンジン出力をゼロにした。
敵はオーバーシュートした我輩の機体がゆっくり降下するときロックオンできた。
ありったけのミサイルをうちこみ手当たり次第機関砲も打ち込んだ。
やっと勝てた。
東京上空は我輩達のものになった。
再びエンジン出力を上げ機体を百里基地に向けた。
その後爆撃機と戦闘ヘリにより敵地上部隊を潰しながら総督府を制圧した。
これでいよいよ日本は独立をはたした。
長かったように思うが一年間の出来事だった。
2048年8月日本独立
9月朝鮮半島にあるEMP爆弾の発射基地破壊
10月アメリカの電力網が復活
アメリカ軍反撃開始。
11月アメリカ独立
12月NATO軍アメリカ軍共同でインド救出
2049年チベット、台湾、ロシア同盟を破棄
6月インド独立
7月中国救出開始
2050年8月中国独立
9月国連決議により朝鮮連合の独立を取り消し。
10月金正恩失脚
こうして一応世界は平和になった。
我輩はあの大戦の後退役し今は隠居している。
我輩はつくづく孫達には故郷が無くなるという思いをしてほしくない思う。
あの屈辱を味わうのはこの爺い一人で十分だ。
では我輩はもう寝るとするか。
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