余は○○高校に通うごく一般的な高校生である。
しいて違うところはというと。
お友達が全くおらぬということだ。
今日も一人学校から帰っている。
寂しい寂しいこの世は寂しい。
ただ、一人ボッチであるだけでなく、
学校で寂しさを見出だした男ザ・ボッチと呼ばれる始末。
友達が欲しい友達が欲しい。
そもそも余が友達を欲しているのは、昔はいたからである。
この世に生を受けてこのかた一度たりとも友達がいなかったのならば諦めはついているというものだ。
調子にのって地元を離れた余が馬鹿だったのだ。
懐かしいなぁ。
我が故郷に帰りたいなぁ。
そんなこと考えてるうちに家についた。
部屋に戻りパソコンをつける。
もちろんメールを寄越す友達はいない。
まして迷惑メールすらこない。
畜生どもが明日核戦争がおきて根こそぎ全滅しやがれ。
そう叫んで布団に寝っころがり目をつむった。
そして二度と目は覚めなかった。
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