冒険の書を作りますか?
→はい
いいえ
王様「勇者よ、お前は医学部に行かねばならぬ。そのためにせんたー試験を攻略してくるのじゃ。
ほれ、少ないがこれをやろう。」
勇者は10000G手に入れた!
勇者は数学の書を手に入れた!
勇者は英語の書を手に入れた!
勇者は社会の書を手に入れた!
勇者は理科の書を手に入れた!
勇者は現代文の書を手に入れた!
勇者は秘密の書を手に入れた!
王様「ほれ、出発じゃ!」
【町】
勇者「…とりあえず貰ったアイテムを確認しよう。」
『アイテム』
数学の書…数学のせんたー試験で満点が取れる。
英語の書…英語の(ry
…
秘密の書…ヒ・ミ・ツ☆
勇者は数学の書を使っ た!満点を取れるようになった!
勇者は英語の書を使った!満点を取れるようになった!
勇者は社会の書を使った!満点を取れるようになった!
勇者は理科の書を使った!満点を取れるようになった!
勇者は現代文の書を使った!満点を取れるようになった!
勇者「え?この物語終わったじゃん」
秘密の書「待って!あなたは大切なものを忘れているわ!」
勇者「うわ、喋った。…って、大切なものってなんだよ。ちゃんとこれで900点…ってあーー!」
秘密の書「そう、それこそが、
勇者「リスニング!」
秘密の書「ちげぇよ、死ね。どうせ古典とか影薄いって思ってんだろお前。」
勇者「…」
秘密の書「しょうがないわねぇ、まっ、早く私を使いなさいよっ☆」
勇 者は秘密の書を使った!目の前が真っ暗になった…
?「…ゅ…………ぅ…」
?「……ゅ…う……ま」
?「勇者様!」
勇者「・・・ハッ!お前らは誰だ?」
女性1「会いたかった!(ギュッ」
女性2「…(ジトー
幼女1「おはよー勇者しゃま!」
勇者「???」
女性2「初めまして。後10日ほどでお別れですが、宜しくお願いします。」
女性1「大丈夫b 私が手取り足とり教えてあげるからね☆」
勇者「えー…ともしかして・・・」
幼女1「かてーきょうしなのだ!」
それでは改めまして、タイトルコール!
『ぼくのかんがえたさいきょうの漢文、古文!』



(左から清少納言、紫式部、定子)
てれれってーってってってーーーーーー
セイナが仲間になった!ムラサキが仲間になった!ていしが仲間になった!
セイナ「読者のみなさーーーん!お久しぶり← 清原諾子、あっ、みんなには清少納言って言った方が分かりやすいかなー♪
きゃっ☆本名みんなに言っちゃった(ぁ 旦那様にしか教えたら駄目なのにぃ」
ムラサキ「はしたない…もう少し振る舞いを弁えたらどうですか?どうも、紫式部です。」
ていし「勇者しゃん大好きー。私ねっ、ていし、って言うんだよ!」
勇者「…状況は何となく掴めたが、本当にこれでセンター古典100点取れるのか?」
セイナ「大丈夫、大丈夫b 私1000年も家庭教師してるんだ よっ☆ってかネイティブだしぃ」
ムラサキ「その割には現代文化にどっぷりつかってますけどね・・・」
ていし「もう〜喧嘩しちゃだめ!ほら、やるよー」
『パーティー』
勇者(受験生)Lv1 セイナ(家庭教師)Lv18 ムラサキ(家庭教師)Lv21 ていし(幼女)Lv8
【町】
ムラサキ「さて、とりあえずは武器の調達から始めましょう。」
商人「へい、らっしゃい!何を買うんだ?」
「実トレ古文単語・・・定価(本体800円+税)
黒本(国語)・・・定価1488円
和歌トレーニング・・・400円
文法書・・・476円
最強の漢文、古文・・・1050円」
セイナ「あ、上から四つお願いします〜」
商人「まいどあり〜」
勇者「最強シリーズは買わなくていいのか?」
ムラサキ「○会は嫌いなの。」
セイナ「何が最強よっ、超簡単じゃない。」
勇者「…そうか。それじゃあ装備しよう。…よし、準備おk。やってやりますか!」
・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【特訓の日々】
セイナ「あてなり?」
勇者「高貴な!」
セイナ「あたらし?」
勇者「もったいない!」
セイナ「清げなり?」
勇者「えっと、え〜っと・・・」
セイナ「ほら、ア・タ・シ♪」
勇者「…」
ムラサキ「あなたじゃなくて私みたいな人の事です!」
勇者「…煩わしい?」
セイナ&ムラサキ「どういう意味よっ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
勇者「定子ちゃんは、らうたしだなぁー(ナデナデ」
ていし「えへへ〜☆」
勇者「いはけない、いはけない」
ムラサキ「そういう御趣味がおありとは・・・」
勇者「いや、違うんだ、ただ一緒に実トレを。」
ム ラサキ「夕暮れの 尾花吹き越す 秋風に 紐解き開けな 直ならずとも…」
(訳:すすき靡くこの秋にゆったりと過ごしましょう。深い意味は無いけれど(はぁと)
勇者「それってまさか…(ゴクッ」
セイナ「何言ってんのよこの女狐ーーーーーーーー!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
セイナ「あなたは私の夫の生まれ変わりなの。」
勇者「これも前世からの縁って奴か。」
セイナ「昔のあなたはそりゃあもう素敵で、才覚溢れてて…」
勇者「かくしてそ 人は死ぬと云ふ 藤波の ただ一目のみ 見し人ゆえに
あなたの美しさならば当然だと思います。」
セイナ「勇者様ったら…///」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ムラサキ「勇者様、貴方様はやはり小賢しい清少納言のような女性が好みなのですか?」
勇者「セイナの飾らない態度、そして垣間見える人間味を僕は愛しているんだ。
でも誤解しないで欲しい。君のようなおしとやかな才女も大好きなのさ。」
ムラサキ「///」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【志學館大学】
『パーティー』
勇者(受験生)Lv7 セイナ(家庭教師)Lv18 ムラサキ(家庭教師)Lv21 ていし(幼女)Lv8
勇者「俺定子ちゃんに負けてるのかよ…orz」
勇者「だが、みんないってくるぜ!待ってろよ!」
セイナが仲間から外れた!
ムラサキが仲間から外れた!
ていしが仲間から外れた!
試験管「それでは、国語を始めてください!!!!!」
勇者「よっしゃ、やるぜ!」
勇者は漢文を終えた!
勇者は評論を終えた!
勇者は小論を終えた!
勇者「さて、古文を解くとするか。」
ちゃららーーーー、ちゃららーーーーちゃららっちゃっちゃ、
『問1 古文単語が現れた!』
勇者は実トレを使った!
・・・どうやら今は駄目なようだ。
『どうする?』
勇者「ここは教わった通りの手順を踏もう。」
(・・・・・
セイナ「まずは、当たり前だけど古文単語の現代語訳を思い出して照らし合わせるの。
この時点で残り2つか3つに絞れるわ。」
ムラサキ「次に、助動詞を確認する。これが一番忘れがちだけど効果的よ。
打ち消しや反語、疑問の助動詞無しにそういった訳を反映していたら消せるわ。」
ていし「んでー、最後に文脈なのだっ!文脈から見ると間違う可能性も大いにあるから、
順番をきちんとみゃもること!」
・・・・・)
勇者「よし!出来た!」
『問2 文法問題が現れた!』
『どうする?』
勇者「えっと。。。」
(・・・・・
勇者「助動詞の活用苦手なんだよなぁー」
ムラサキ「む、ず、むず、じ、しむ、まし、まほし、る、らる、す、さす、が未然形よ。」
勇者「何でそんなん覚えられるの?」
ていし「これーー!http://www.youtube.com/watch?v=9XHCS5lgquc」
セイナ「毎日歌ってたらすぐに覚えるわよっ☆せーーのっ!」
勇者「むっずむずじーーー…ry
・・・・・)
勇者「活用形だけで大分絞れるんだな、ハイ、これが不自然っと。」
『問3 傍線部Aとあるが、どうしてか?が現れた!』
勇者「雰囲気はこれっぽいなぁ…」
(・・・・・
ムラサキ「雰囲気で選ぶ?何を仰るんですか!一番やってはいけない事です!」
セイナ「傍線部周辺に答えが書いてあるのが古典よ。古文だって言葉なんだ!こんなもんやれば誰だってできる!」
ムラサキ「4つの選択肢には”明確な”誤りが必ず含まれています。本文と照らし合わせてください。」
・・・・・)
勇者「あ、この部分は誤ってる!ということは、これだな。」
『問4 歌の解釈として正しいのはどれか?が現れた!』
勇者「きたっ、古文の最難関…」
(・・・・・
ていし「歌はあれだけ特訓したから大丈夫だよぉ〜。」
セイナ「注目すべきは”返歌”ね。」
ムラサキ「せんたー試験では若葉だとか花だとかは何の比喩であるか、と問うことが多いわ。
基本的に喩えられるのは①死んでしまった人②帝などの高貴な人③恋人
勿論例外もあるけれども大半はこれらよ。」
セイナ「2つか3つは心情が+か−で判断できるから、残った選択肢を十分に吟味してね。」
・・・・・)
勇者「となると、これだな!」
『問5 傍線部の内容を答えよ?が現れた!』
(・・・・・
ムラサキ「王道中の王道ですね。ストレートな問題こそ素の実力がそのまま反映しますから。」
セイナ「意外と忘れがちなのが傍線部本体の訳よねぇ〜☆」
ていし「一緒におべんきょうしたことを思い出してぇ!絶対大丈夫だから!」
・・・・・)
勇者「みんな、ありがとう。」
てれれーれ、てれれーれ、てってれーーー!
『問6 本文の内容に合致するものを選べ!が現れた!』
勇者「さしずめこいつがラスボスって奴か…華麗に倒してやんよ!」
(・・・・・
ムラサキ「この問題こそ、時間があれば必ず解ける問題です。」
セイナ「焦ってすぐに選ぶんじゃなくて、一個一個の間違いを見つけていきなさい♪」
ムラサキ「内容は当然として、動作の為手や受手にも注目することね。」
ていし「最後だよっ!頑張って!!」
・・・・・)
勇者「これでっ、終了だ!!!!!!!!!!!」
試験管「止めてください。」
『自己採点』
勇者「900点だったよ!みんな!」
ムラサキ「流石ですわ、勇者様!」
セイナ「これも家庭教師の私と中宮様のおかげかしら☆」
ムラサキ 「…チッ」
ていし「おめでとおおおおぉ!」
勇者「でもね、俺医学部行くの止めるよ。」
ムラサキ「えっ!どうしてですの?!」
セイナ「そうよそうよ!昔からの夢じゃないの!」
勇者「俺、気付いたんだ。。。
俺はやっぱりお前らと一緒にいたいんだ!俺が行くべきは文学部だってことにな!」
ムラサキ「ぁ…///」
セイナ「ぇ…///」
ていし「///」
エンダァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアイヤァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
勇者の旅はまだまだ続く…次回!「せんたー漢文攻略法!?」
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