ああ きもちがわるい
あは あは あはははは
『ったくかったるいよなー』
ほんきはんぶん かるくちはんぶんの ことばがとびかっている
どうして そんなになかみのない かいわがせいりつするのか
わからない かれらのあたまはからっぽだ
きっとかれらのあたまのなかみは
わたがしみたいになってるだろう
でも たべてもあまくはないんだ
にがみとかしぶみとかのあじしかしない
からっぽのくせに
こうやってぶんみゃくにそった
ことばをつづれるから
かれらのあたまを
ぷろぐらむしたやつは
てんさいなんだろう
そうやってそのてんさいについて
かんがえていたら
いつのまにか
きもちがわるいのがなおってきた
やっぱり
めのまえのばかよりも
みずしらずのてんさいのことを
かんがえているほうがいいみたいだ
あは あは あはははは
そうやっているうちに
じゅぎょうがはじまった
きょうしはいやなやつだ
なまえは
おぼえていないけれど
いやなやつだ
まえに
「しにたくなってきた」
といったせいとに
あいつは
「じゃあしねよ」
なんて
わるのりじゃあすまされないだろうに
だからもういいかなとおもった
「せんせい とんできます」
たちあがりざまに
いってみる
「ああ いいぞー」
だからこいつはだめなんだ
じぶんのはつげんを
かえりみない
ばかをおしえているのも
やっぱりばかだった
そんなことをかんがえながら
はしりだす
ああ できれば
やつにいってみたかった
じぶんのはつげんにはせきにんをもてよと
だれにもできないことだけど
あは あは あはははは
はしった
かいだんをのぼる
あらかじめこわしておいた
とびらのかぎ
たどりついたのは
おくじょう
ふぇんすなんてかんたんにこえられる
もうふぇんすにつけたしるしのまえだ
そうだ
ここがちゅうしんだ
こうしゃの
がっこうの
にほんの
もしかしたらせかいの
あは あは あははは
「あい きゃん ふらい!」
あたまがしたなのは
どうしてだろう
ああ
あたまのほうがおもいんだった
「あは あは あははははははは
はははははははははははははは
はははははははははははははは
はははははははははははははは
はははははははははははははは
はははははははははははははは
はははははははははははははは
はははははははははははははは
はははははははははははははははははははははははははははは」
ぐちゃり。 (終)
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